先日、TVを見ていたら日本の住宅性能について取り上げていて、今年はじめブログに綴った内容のことが放送されていたので再度取り上げます。
物価の上昇に伴い、建設コストも右肩上がり。木材の価格は、アメリカの住宅供給の減退の影響もあり落ち着いてきていますが・・・ マンションの1㎡単価は10年前の、ほぼ2倍近くになっています。戸建ての住宅単価も、10年前に比べると1.5倍以上になってきているのではないでしょうか。更に、長期金利の引き上げに伴い国債の金利が上昇し、その行く末には、銀行の住宅ローン金利上昇が追い打ちをかけ、いつかはマイホームという夢も遠のく感があるのではないでしょうか?最近は”何時、住宅を建てるのが一番良いと思いますか?”という質問も少なくありません。長期的に見ても今後大きく建築コストが下がることは期待できませんし、経済優先を掲げる日本政府の考え方も変わりそうにありませんので、消費者である私たちが、よりクレバーに行動していくほかないと思います。限られた予算(事業費)を1円たりとも無駄にしないためにも、私たち建築家は職能を最大限に発揮できるよう、様々なニーズに対応できるスキルが必要だと実感しています。特に最近のコストアップに伴い、ファイナンスに関する提案やデザインとコストパフォーマンスとのバランスが重要だと考えています。

私のアトリエでは、随時、建築相談を実施しておりますので、お気軽に連絡を頂けると幸いです。大切な資産を無駄なく有効に活用するために、一緒に考えていきませんか・・・