佐藤武夫氏が設計し、1959年に日本建築学会賞を受賞、2003年にはドコモモJapan100選に選出されている旭川市総合庁舎(赤レンガ市庁舎)ですが、新市庁舎建設に伴い解体の危機に直面しています。私たちは2016年「赤レンガ市庁舎を活かしたシビックセンターを考える会」を発足し、保存・再生を市民に訴え、15回にわたる集会やセミナー、署名活動などを通して解体の差し止めを試みてきました。しかし、2017年、旭川市はプロポーザルにより設計者を選定。2020年春に工事が着工されました。ただ、解体まで2年の時間がありますので活動は継続し、保存・再生の道を探っていきたいと考えています。先日、会の仲間がインタビューを撮影し、YouTubeにアップしましたのでお知らせします。また、6月には「生き続けるモダニズム建築」展の開催を予定しており、その中で保存・再生の具体策を広く市民に提示する予定です。