何時も見慣れた風景ですが、水田に水を張り始めると北海道の春も本番を迎えます。白樺の新緑も芽吹き始め、あぜ道のつくしんぼうやタンポポ、ヒバリの囀り、黄色い菜の花が畑一面咲きほころびます。水田の水は用水路から運ばれ田んぼに注ぎ込まれますが、用水路のスタートは、どこにあるのか分からないくらいの長さを経由して水田まで貴重な水を運んでくれます。文明は進化し続けていますが、私たち日本人の主食であるお米を作るためには、昔ながらの作業工程を踏んで秋の収穫を目指します。