おおまち歯科

昭和56年に建設されたRC4階建ての外科(個人)病院の一部を歯科医院にリノベーションするデザインを手掛けました。法の改正により建築確認申請に関する手続きが緩和され、空き家問題の解決策の一つとして大きく提案の幅が広がりました。診察ユニットが2台と小さな施設ですが、entranceを含めたアプローチ部分は、地域に根差し愛された施設の一部として既存のデザインを継承し、ゆったりとした空間が利用者を受け入れます。計画当初は、シェアオフィスやシェアハウス、restaurantやCaféなど複合施設として再生する提案もしましたが、建設費の高騰によるリスクの低減や耐震補強を含め法的な手続きなどの煩雑さもあり、今回は限定的に1階の約半分程度を歯科医院として再生しました。