旭山動物園「両生類・爬虫類舎」

動物の行動展示で注目を集め続けている旭川市にある旭山動物園のデザインを手掛けました。今回は、タンチョウ舎と爬虫類舎、2つの施設のリニューアル工事です。

爬虫類舎は、既存の施設が小さく夏だけの期間しか観察ができませんでしたが、今回のリニューアルにより他の施設と同様、通年観察が可能になります。この施設は北海道に生息している両生類や爬虫類を主体として展示し、(一部外来種も展示)冬の間は冬眠状態を見ることが可能になります。建物は内外にわたり木材を多く使用し、飼育員さんたちの手作りによる展示環境を容易にすることと思います。また、ヘビやトカゲ・ワニ・カメ・カエルなどを超至近距離で観察できるワクワクする空間がひろがり、子供たちだけではなく大人にとっても刺激的な施設になります。

この2つの施設の周辺には、オオカミの森やエゾシカの森、ワシ・タカ舎など、北海道に生息している動物たちが集まっておおり、北海道エリアとして厳しい環境の中で、どのようにそれぞれの種が生き抜いていっているのか、、その特性を感じていただきたい。