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2015年 第6回旭川景観賞受賞

旧国鉄の工場として『シビックコア地区』に現存する2棟の煉瓦造建物は、田邊朔朗の設計により、明治32年(1899)年竣工した。昭和60年12月1日に旭川車両センターが廃止され周辺の建物も徐々に解体されていったが、市民運動の声もあり、この2棟だけが残された。
築後100年余りの歴史をたどり風雪はもとより地震などの自然の力にも耐え、その歴史と風格を現在にまで伝え続けている。
建物は緑豊かな自然に囲まれ、周辺には公共施設が建設されており『都会のオアシス』として市民はもとより多くの来訪者によりにぎわいの創出が期待されている地区である。
様々な意見交換、ワークショップなどを積み重ね、煉瓦造建物にふさわしい保存・利活用の方法を検討し、市民の新しい出会い・交流・活動の場となり、新しい生命が誕生する。