昨日、北海道電力も電気料金の値上げを申請したというニュースを何回も目にしましたが、オール電化住宅に住んでいる家庭などは基より、北国に住む私たちにとって冬本番を迎えている現時点でも大きく負担を強いられている上に、6月から35%程度負担が増えることは死活問題になります。エネルギー輸入国の我が国において、原材料が上がると直にライフラインコストに大きく影響がでることは、一般消費者の私たちには、どうしようもないことなのでしょうか? そこで、私たち消費者が真剣に考えなくてはいけないことは、建築物の性能に関わる部分の見直しが重要と考えます。建築分野でもここ数年前からSDGsが注目されたことにより、環境問題やLCCO2の削減、省エネルギー商品などの開発も一気に進んできています。環境問題に対する個人レベルでの意識を高め、建物の性能を上げ省エネルギーに努めることで大きく経済的負担の軽減につながります。但し、建築コストの上昇により、性能を上げることで増えるイニシャルコストと、建物を維持するランニングコスト削減とのバランスを長期的な視点で判断することも大切です。ちなみに、私の住宅+アトリエは、築後30年が経過しましたが、外断熱工法、木製サッシ(トリプルガラス相当)、熱交換換気システムなどを採用したおかげで、年に数度の-20℃以下の厳冬期でも、日中は暖房を切り床暖房の蓄熱により快適に過ごし、生活の工夫により負担は最小限に留めることができています。夏は逆に、エアコンは殆ど使用せず、風通しの心地よい風で暮らすことができています・・・