何気ない一日の中にも、足を止めてしまうような驚きや、一瞬息を吞むような美しさに出会うことがあります。晴れた日には気が付かないことが、雨の日や霧がかかったような、一日のスタートとしてはブルーになる気分の中、自然との触れ合いの中で気分が上がったりもします。建築は芸術?という議論もありますが、動物や植物、昆虫などは自分たちが子孫を残すため、長い間培い進化してきた最善の方法で今を生きています。クモは自分たちが生きるために網(建築)をかけ獲物を得て生命を保持します。主役がいない留守の状態は単なるキャンバスに描かれた幾何学模様(art)でしかありません。スズメバチたちも、必死に建築した住宅を本人たちは芸術だと思ってコロニーを形成しているわけではないと思いますが、その美しさには目を見張るものがあります。